掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症は手のひらや足の裏に膿疱が出たり引いたりすることを繰り返す、慢性経過をとる皮膚病です。

原因

いまだ明らかではありませんが、中には扁桃炎や中耳炎、副鼻腔炎、虫歯などの病巣感染や金属アレルギーが関与している例があります。
またこの病気は喫煙者に多いといわれています。

症状

  • 手のひらや足の裏に膿疱や水疱が慢性的に繰り返して出現します。
  • 手足以外に膝やすね、頭などにも皮疹がみられることがあります。
  • 爪が厚くなったり、点状の陥凹や横に溝が入るなどの変化が見られることもあります。
  • 胸鎖関節痛を伴う場合があります。

治療

治療は原因がわかる場合はこれを取り除きステロイド外用剤やビタミンD3軟膏を外用します。
重症な例ではビタミンA誘導体の内服をする場合があります。
エキシマライトなどの紫外線療法も有効です。