足に皮むけや水ぶくれ、かゆみがあっても水虫で無い場合もあります。
また水虫であってもかゆみなどの症状が無い場合があります。
自己判断で治療をする前に皮膚科を受診して診断をつけてから治療を開始しましょう。
症状
次の症状が混在している場合があります。
趾間型 | 足指のあいだが白くふやけ、じゅくじゅくしたり、皮がむけたりします。 |
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小水疱型 | 足の裏や足縁などに小さな水ぶくれがみられます。 |
角質増殖型 | 足の裏がかかとを中心にかさかさします。 |
検査
皮膚や爪を採取して顕微鏡で観察し菌の有無を判断します。結果はその場でわかります。
治療
- 塗り薬は入浴時足を石鹸で良く洗い、タオルでふいて乾かした後、うすくのばして塗ります。
- 足を洗うときは石鹸を良く泡立てて洗います。
殺菌剤が含まれている薬用石鹸は皮膚を刺激してかぶれることがあるのでさけましょう。
軽石やスポンジでこすると皮膚に細かい傷がつき菌に感染しやすくなるのでこすらないようにします。
洗ったら指の間もタオルでそっとふきます。かわむけなどの症状が無い所にも菌がいますので、塗り薬は足指の間からかかとまで広範囲にのばします。塗った後は裸足でかまいません。 - 薬は片足に1FTU(人差し指の先から第1関節まで出した量0.5g)両足で倍の1gを1回に塗る量の目安とします。
両足ならチューブ1本10gが10日で無くなります。
皮膚の表面がきれいになってからさらに2~3カ月くらい治療を継続します。
塗った後石鹸で手を洗えば手にはうつりません。お薬でかぶれ(かゆみ、赤み、水ぶくれ)が起こる場合があります。このような症状が出たら、塗るのをやめて早めに来院してください。